あなたは、だまされない自信ありますか?(行政法)

にこ
にこ

にこです。
※先回の記事

今日のお題についてです。

あなたをだまそうとする相手とは、実在しない架空条文です。
5肢ある問題の中に、架空条文が潜んでいると、
問題に引っ張られてしまい、
いかにも実在している条文のようで悩んでしまいます。

そんな架空条文が出題された行政書士試験の問題を一緒に見ていきましょう。

架空条文による出題(-過去問の無断転載を禁じます-)


[行政手続法](2016-問11-2)
不利益処分の名あて人となるべき者は、

弁明の機会の付与の通知を受けた場合、口頭による意見陳述のために、
弁明の機会の付与に代えて聴聞を実施することを求めることができる 。→ 
× 行政手続法にそのような規定はない

[行政不服審査法](2015-問15-5)
審査請求は、簡易迅速に国民の権利利益の救済を図るための制度であるから、

審査請求に対する審査庁の判断が一定期間内に示されない場合、
審査請求が審査庁によって認容されたとみなされる。→ 
× 行政不服審査法にそのような規定はない  

[行政不服審査法](2018-問14-4)
不作為についての審査請求の審理中に

申請拒否処分がなされた場合については、
当該審査請求は、拒否処分に対する審査請求とみなされる。→ 
× 行政不服審査法にそのような規定はない

[行政不服審査法](2019-問14-ア)
審査請求人は、処分についての審査請求をした日

(審査請求書につき不備の補正を命じられた場合は、当該不備を補正した日)から、
行政不服審査法に定められた期間内に裁決がないときは、
当該審査請求が審査庁により棄却されたものとみなすことができる。→ 
× 行政不服審査法にそのような規定はない

[行政不服審査法](2019-問16-1)
地方公共団体は、行政不服審査法の規定の趣旨にのっとり、

国民が簡易迅速かつ公正な手続の下で広く行政庁に対する
不服申立てをすることができるために
必要な措置を講ずるよう努めなければならない。→ 
× 行政不服審査法にそのような規定はない
※行政不服審査法では地方公共団体を主語にする条文はない

[行政不服審査法](2019-問16-4)
地方公共団体の議会の議決によってされる処分については、

当該地方公共団体の議会の議長がその審査庁となる。→ 
× 行政不服審査法にそのような規定はない 

[行政事件訴訟法] (2015-問18-ア)
処分の差止めの訴えの審理中に当該処分がなされた場合、

差止めの訴えは、当該処分の取消しの訴えとみなされる 。→ 
× 行政事件訴訟法にそのような規定はない。

[行政不服審査法](2017-問14-4)
行政指導の相手方は、当該行政指導が違法だと思料するときは、

行政不服審査法に基づく審査請求によって
当該行政指導の中止を求めることができる。→ 
× 行政不服審査法にそのような規定はない

最後の問題は、行政不服審査法にはそのような規定はないが、
行政手続法(行政手続法36条の2第1項)
には本記述と類似する規定がありますよという問題でした。

エミリ
エミリ

そうそう、
こういうのにひっかかる・・・


にこ
にこ

いかがでしたでしょうか?
今回は1肢でしたが、5肢の試験形式でやってみると、
だまされてしまいそう:訴えるような顔:


ということで、だまされないためのポイントを考えました。


「見たことないな」
「これはなんじゃ」「聞いたことないな」

第一印象で感じたら

「それは正解肢ではない」
「あまり重要ではない論点だ」
「他の肢をつぶしていこう」

という判断ができるようになることです。

そうなるための学習法↓↓↓



過去問を繰り返しながら
判断出来る能力を一緒に身に付けていきましょう。