定款(絶対的記載事項)

【質問】
定款の作成時に絶対的記載事項に「株式発行総数」があると思うのですが、会社成立時までに定めれば良いとあります。
定款の作成と公証人による認証が先で、その先に会社設立だと思っていたのですが、そうなると、絶対的記載事項が抜けていると無効だと認識しておりました。
これは具体的にどんな状況なのでしょうか?
ぜひ、ご教授お願いします。


【回答】
「株式発行総数」の定款は過去問であるように、絶対的記載事項ですが、原始定款ではなく、会社成立まで、つまり登記のときまでに成立していれば無効にはなりません。(会社法37条1項が発起設立、同98条が募集設立)
よって、原始定款で定める必要はない、という状況ではないか、と感じます。


【参考】会社法第37条

第三十七条 発起人は、株式会社が発行することができる株式の総数(以下「発行可能株式総数」という。)を定款で定めていない場合には、株式会社の成立の時までに、その全員の同意によって、定款を変更して発行可能株式総数の定めを設けなければならない。
 発起人は、発行可能株式総数を定款で定めている場合には、株式会社の成立の時までに、その全員の同意によって、発行可能株式総数についての定款の変更をすることができる。
 設立時発行株式の総数は、発行可能株式総数の四分の一を下ることができない。ただし、設立しようとする株式会社が公開会社でない場合は、この限りでない。

【参考】会社法第98条

第九十八条 第五十七条第一項の募集をする場合において、発行可能株式総数を定款で定めていないときは、株式会社の成立の時までに、創立総会の決議によって、定款を変更して発行可能株式総数の定めを設けなければならない。