原告適格(長沼ナイキ事件)

H26-17-イ
森林法の保安林指定処分は、一般的公益の保護を目的とする処分であるから、保安林の指定が違法に解除され、それによって自己の利益を侵害された者であっても、解除処分に対する取消しの訴えを提起する原告適格は認められない。 → ✕


【質問】
皆さまお疲れ様です。
あしべつでは保安林指定解除は原告適格はあると判断されていますよね?
Wikiを見ると訴えの利益がないとなっていますが、
これは原告適格はあるけど、訴えの利益はないんだよって事でいいですか?


【回答】
この判例は
「自衛隊は違憲なので、基地建設のための保安林解除は違法である」ということの争いです。
なので、
保安林解除についての原告適格はありますが、
自衛隊が違憲かどうかについては、司法による判断外のことだとしています。
また、その後、代替施設が設置されたことで訴えの利益がなくなったので上告は棄却されました。
という流れなので、
保安林解除について原告適格があるけど、訴えの利益がないということではありません。